カジノディーラーになるには?年収や就職先についても解説

カジノディーラーとは、カジノの場を演出しながら盛り上げ、プレイヤーを楽しませる「接客役」のお仕事です。
ただゲームを進めるだけではなく、周囲の様子を気にかけながら、その場にいる全員が共有する時間を楽しめるように取り計らう必要があります。
そのため、カジノ及びゲームのルールを知っているだけではなく、サービスマンとしての技術力も求められます。

カジノディーラーの具体的な業務内容

具体的な業務内容ですが、その場にある様々なゲームに対して、カードを配ったりルーレットを回したりしながら進行を行い、勝者に対しては配当額に見合ったチップを配ります。
プレイヤーを支えるための縁の下の力持ちともいえる存在であり、ディーラーの腕次第でその場の非日常感が大きく変わることを考えると、やりがいと責任が大きな仕事であると言えるでしょう。

カジノディーラーになるための方法

カジノディーラーになるための方法ですが、就職する場合には専用の技能審査を通る必要があります。
そして、技能審査を通るためには専門的な知識を身につける必要があり、養成学校へと通うほか、アミューズメントカジノに勤めながら少しずつ知識や技術を身につける方法が一般的です。
また、カジノディーラーにおいては、これまでの職歴や学歴などは問われません。
そのため、誰でも目指したいと思えば目指すことができます。
とはいえ、日本ではカジノの運営が認められていないため、プロのディーラーを目指すためには国内で独学で学ぶのは厳しいのが実情です。
よって、自然と養成学校を利用する方となるでしょう。

養成学校に通う場合の費用について

養成学校に通う場合の費用についてですが、それぞれ学校によって異なるものの、期間は三ヶ月~1年程度が目安であり、40万円~80万円程度が必要です。
ちなみに、プロとして働くために必要な資格はありませんが、民間資格が誕生しています。
接客態度からゲームのマナーや知識などをはかるための資格であり、自身のスキルを試す意味でチャレンジしてみると良いでしょう。

カジノディーラーの年収はどれぐらい?

カジノディーラーの年収についてですが、決して高いというわけではありません。
アメリカでは最低賃金とほぼ同額で働いているディーラーも多く、給与だけで高年収を稼ぎ続けたいという方には向いていないでしょう。
しかし、リーダーは給与だけではなく、それに加えて「チップ」があります。
これは、ゲームを行って勝利したプレイヤーがディーラーに対して支払うもので、配当金額の10%~20%が目安です。
このことから、給与はチップを込みで考えるのが妥当です。
その場合の年収ですが、平均では300万円~600万円程度と考えられます。

カジノディーラーとなり働く場合

カジノディーラーとなり働く場合、現状、日本ではまだカジノが存在しないため、アミューズメントカジノ以外でプロのディーラーとして日本国内で働くことはできません。
現在は日本でもカジノの合法化を目指す動きがありますが、仮に合法化されれば国内でもカジノが開業され、それに伴い多くのディーラーが必要となるでしょう。
その場合に、プロとして働ける必要な知識を身につけたディーラーの存在は貴重となり、高待遇での採用されることも考えられます。
それまでの間は、プロとなって活躍するのであれば海外のカジノが基本です。
世界各国には数多くのカジノ施設があり、観光客含め多くの人々が利用しています。
これらの中で無事に適性試験をクリアすれば、プロとして働ける可能性が高いでしょう。

まとめ

海外ではなく国内で働きたいということであれば、現状としてはアミューズメントカジノのみが職場となります。
プロのカジノディーラーを目指すのであれば、これらのことを踏まえた上でチャレンジするようにしましょう。
将来的にどのような働き方をしたいのか、自分の中で方向性を定め決めておくことが大切です。